ジビエ利活用研修で明野ジビエ肉処理加工施設に行ってきました!

 ジビエ利活用研修で明野ジビエ肉処理加工施設に行ってきました!


こんにちは、地域おこし協力隊えだまめですm(__)m

突然ですが、私えだまめは2023年に狩猟免許(わな)を取得いたしました\(^o^)/
まだ、狩猟デビューはしていないのですが、北杜市内の明野ジビエ肉処理加工施設にて研修があるということで参加してまいりました!

免許を取ったはいいが、本当に自分に狩猟が出来るのか。。。
それを確かめるためにも現場を見てみたいと思います|д゚)

北杜市とジビエ

北杜市に移住してきて、北杜市はジビエに関しては割と身近だと感じました。
狩猟免許を持っている人が身近にたくさんいるのもそうですが、ジビエ料理を出してくれる飲食店も市内にありますし、シカなどの野生動物もよく見かけるからです(゚д゚)!

そんな環境なので私も自然と狩猟に興味を持ちましたし、
同じように移住してきて、狩猟を始めた方も多いと聞きます。

ちなみにジビエとは、フランス語で野生の鳥獣のお肉のことだそうです。

北杜市内にジビエ加工施設が!

山梨県でも6か所しかない加工施設が北杜市にあるんです!

▼八ヶ岳ジビエ(明野ジビエ肉処理加工施設)

今回はその加工施設で、実際に狩猟されたシカがどのように食用のお肉になっていくのかを見学させていただきました!

研修スタート!

今回は山梨県が主催とのことで県の職員さんと代表の五味さんからの挨拶から始まりました。

狩猟で必要な道具の説明があり、止め差しの話など狩猟をするには避けて通れない内容です(^^;
ただ捕まえて終わりではなく、ジビエ肉とするには早急に血抜きをしないといけません。
そうなってくると、ナイフ・手袋・アルコールが必要となってきます。
アルコールについては、ナイフを除菌しないと内臓が菌で汚染されてしまうからです。
もちろん処理したあともアルコールでナイフを除菌しないといけません。

さらに、捕らえた獲物を運ぶ際に車にはウィンチがあると便利とのこと。
何百キロもある獲物を運ぶのはとても大変ですし、斜面であれば引き上げるのも難しいです。
引っ張るのは足ではなく首がよく、引っ張る際にぶつけたり傷つけたりしないようにブルーシート等でくるむと楽とのこと。
そこでぶつけたり、傷付けてしまうとせっかく捕まえたのに食用に使えなくなってしまうこともあるそうです。

この施設に運び込まれる数としては、年間400~600頭になるのだとか(゚д゚)!

食用に関しては、罠にかけた後、生きている間はなるべくストレスかけないようにすることが大事とのこと。
止め刺し時も、首の頸動脈や気管を傷つけないようにして、 
動脈を切ったあとも心臓マッサージや各部マッサージして放血させることが必要です。

シカは屠殺後、体温が上がるのだそうで、ガイドライン通りに2時間以内に処理する必要があるので、保冷車も使用することも。

屠殺から放血・搬入までは狩猟者が行える内容で、
それ以上に内臓まで出してしまうと加工施設では汚染の可能性があるので受け入れはできないそうです。

解体作業を見学

連絡があり待っていると、軽トラで狩猟者の方が捕らえたシカを運んできました。
罠で捕まえて銃で止め刺しをした3歳のオス鹿でした。

ここからは、説明をしていただきながら流れるように解体が進んでいきました。
ざっくりと作業をまとめると以下になります。
※以下解体の説明となりますので苦手な方はご注意ください※










正中線からさばいて内臓を取り出す
クレーンにつるして皮をはぐ
その後洗浄・消毒して各部位に切り分けていく

さっきまで山を歩いていたシカがあっという間に処理されていくのは圧巻でした(^^;

食肉として解体するということは衛生的に処理しなければいけません。
お腹を開く際も、内臓をナイフで傷付けないように、毛で触れないよう汚れないように注意が必要です。

その後、クレーンでつるして皮をはいでいく作業です。

この時期のシカは水分量が多いとのことで、お肉はキッチンタオルで水分を取りつつ寝かせると美味しくなるとのこと。吊り下げたまま寝かせることもあるそうです。

お肉の質は、放血の出来具合に比例するとのこと。
放血が上手な方が行うと、解体の際にほとんど血が出ないそうです。
しっかり体を圧迫しながら放血させるのがポイント。

その後洗浄し、通常ならエタノール消毒をしてから各部位に切り分けていきます。


場所を移動して、先ほど解体していたものを部位ごとに切り分けていきます。
解体の時もそうでしたが、参加者の方にも実際に道具を使って解体してもらっていました。

シカのあばら肉は脂がのらないので削いでペットフードとして活用もしています。

もしも個人で狩猟して、自宅でシカを一からさばく場合は、肉は一度冷凍するといいそうです。シカはヒレが一番美味しいらしく、次がロースで、モモ肉はシェフの方にお勧めとのこと。こま切れ肉は1パック2キロぐらいでここでも販売しているとのことで、個人的にも購入可能だそうです。


お昼には、シカ肉カレー・イノシシ汁をいただきました(*'▽')
とても美味しかったのですが、先ほど解体の現場を見たからか、いつもよりありがたみを感じた食事でした。

お土産にここで解体されたシカ肉をいただき研修は終了!

さいごに

今回ジビエの研修に参加し、改めて命の大切さと自然との調和を考える機会となりました。

と言ってはみましたが、やはり命のやり取りは初心者にはハードルが高く感じてしまいます(^^;
まずは私のような初心者には先輩狩猟者についていって、地道に経験を積んでいくことが必要ですね。

最後までご覧いただきありがとうございましたm(__)m

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